美女とコーヒーの出てくる本を紹介します

bookyaの本の紹介

美女と美味しいコーヒーのある本をご紹介

激レア妄想譚

今週のお題「激レア体験」。 「小さな幸せに気づきなさい」と聞き齧ったのは中校生の頃であったか。『幸せ』という抽象的で、恩恵にも似たモノをどう掴み取るべきか。私は発展途上の頭脳をウンウン稼働させたが、答えを得るに至らなかった。過労働を強かれた…

ゲーム的下心戦略。

今週のお題「ゲーム」。ゲームとは、つまり、勝敗のつく娯楽である。 昨今、ゲームと名のつくものは総じてエレクトロなパワーを従え、バチンバチンと覇権を巡る機器となった。古来より受け継がれてきた由緒正しい卓上ゲエムは姿を消しつつあるのだ。 トラン…

今更な、北北西に曇と往け 2巻

〜天然のミネラルウォーターに羊肉。そしてコーヒー 今更ながら、北北西に雲と往け 2巻(入江亜紀)を読んでみる。今回、実に旨そうなモノはコーヒーのみにあらず。羊肉を歯で毟り取る様子は我らに野生的な空腹を呼び起こし、冷たいミネラルウォーターで喉を…

音楽と景色と冒険と

こんな経験はないだろうか。ドライブ中、ふとして「よく晴れた日の午後、アノ音楽を聴きながら、この道を走ったな」と思い出すのだ。車窓の光景と頭の中の音が一致して、懐かしい思い出のような感覚。不意にラジオから流れるアノ音は、私にとって一期一会な…

応援…してほしい。

今週のお題「応援」。恥ずかしながら、私は他人を「応援」した試しがない。なぜなら私は、私自身のことが好きで、愛おしいからである。こう言うと読者諸君は、私のことを鏡の前で上裸になり、何時間も自分を見つめてはニマニマと悦に浸る変態と思われるかも…

今更な、虹の岬の喫茶店

~おいしいコーヒーと音楽♪ 岬カフェ ここを左折~ 今更、虹の岬の喫茶店(森沢明夫)を読んでみる。この作品は2014年に『ふしぎな岬の喫茶店』に改名され映画としても上映された。古今東西の珈琲語においてカフェは一種のセラピーの一つに思えることがある。…

愛とアイスとクリーム

今週のお題「わたしのイチ押しアイス」。諸君、ご存知だろうか。古代、アイスはシャーベットのようなものであり『健康食品』として存在していた。そこには「私を食べなさい。健康になりたいのでしょ?」と角が立つもインテリジェンスな女性的雰囲気が漂うの…

今更な、タイニー・タイニー・ハッピー

〜仕事前に一杯〜 今更、タイニー・タイニー・ハッピー(飛鳥井千砂)を読んでみた。物語の主人公は章ごとに変わるが、それぞれが全く異なった世界を歩むのではない。皆、タイニー・タイニー・ハッピー略して「タニハピ」と呼ばれる大型のショッピングセンタ…

家飲み推進連合会入会のしおり

今週のお題「家で飲む」と。私は何を隠そう家飲み推進連合会の一員である。家飲み推進連合会とは「お店で飲むより経済的に優しいから」を理念に月に4〜5回は呑んだくれることを目標とした者たちの集まりである。いくら経済的に優しくても頻繁に開催されては…

そして私もアイドルになる

今週のお題「アイドルをつづる」と言われても私はアイドル事情に疎い。5人以上で歌う女の子は皆AKBという大企業の一角だと思っているし、艶めかしく腰を振る彼女はKPOPと認識が変わる。そして条件がそのまま男性になればジャニーズかエグザイルであった。つ…

迷いは良いことなのです

私は迷うことが得意である。それは幼少の頃、母が私に言った「日本は島国だからね。迷っても海外に出ることはないんだよ」という、今にして思えば『だからどうした?それでも迷子は怖いだろ』と即ツッコミを貰っても良かろう言葉に母性に似た安心感を得たか…

母よ。

今週のお題「母の日」である。母の日を語るに際して、小っ恥ずかしさがフツフツと溢れてくるのは何故か。これは男性諸君であれば理解できると思うし、女性諸君に至っては「お父さん、いつもありがとう」と面と向かって言う時のソレに似ている。その言葉に偽…

10連休をRPG

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」ときた。10連休ともなれば『特大』や『SP』の文言を着こなすのも納得である。その様は数多の日本国民を娯楽へと導く。『golden』という横文字まで出てきたものだから、これは部屋の中でモヤモヤと燻っているべきでは…

気持ち良いという健康法

私の生活習慣について綴らせていただく。とり立てて食事に気を使わず生活している私であるが、初心者編の心得は胸に収まっている。ご飯に野菜たっぷりの味噌汁、焼き魚、加えて食べたいものを一品、が毎日のご飯。朝は食べないし昼はオニギリであるから、こ…

桃源郷に浸りたい

今週のお題「平成を振り返る」。諸君、平成は満喫できたか。おそらく目まぐるしく回る毎日に酔わぬよう、必死に目線を回転方向に合わせたため、周りの景色を見る暇もなかったのではないだろうか。人々は「令和こそは安泰なれ」と呟くのは無理もない。 振り返…

暗殺者、日用品

今週のお題「新生活おすすめグッズ」を語らせて頂く。期待外れかもしれないが、おすすめ中のおすすめは『日用品』の他ない。弁明するつもりではないが、今まで私はイスやら掃除機やらの持論を述べてきた。そして、それらの言動について謝罪するつもりは毛頭…

冬に扇風機を回すということ

今週のお題「新生活おすすめグッズ」である。我が家は幾度かの引越しを経験した。初めは大学近くの8畳間で、初々しいくも恥ずかしさが残る四年間を過ごした。その後は就職先近くの同じく8畳間。そこは築年数にしては内装が真新しく、聞いたところによるとリ…

座らないイスを一脚

今週のお題「新生活おすすめグッズ」を紹介させて頂く。聞きたまへ。一人暮らしを始めるものよ。部屋の内装には満足がいっているか。 一人暮らし開始当初の私の部屋は有り体にいって貧しかった。別にお金がないとか食べ物に困るとかを言いたいのではない。た…

今更な、世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド 上

~図書館、テーブルの向かいに座る彼女とホットコーヒーを飲む~ 今更、世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(村上春樹)を読んでみる。村上春樹氏の作品をこの場で紹介するのは《海辺のカフカ》以来である。読了後に目を閉じると、図書館の古めかし…

朝起きて、とりあえず掃除機

今週のお題「新生活おすすめグッズ」を紹介させて頂く。私は基本的に『モノ』に関しては手持ちが少ない。勘違いのないように言うとミニマリストと呼ばれる方々と私は同種でない。彼らは余分なものを除外し、必要最低限の品々を手元に置く。私の場合はという…

ターザンから大学生へ変貌

今週のお題「新生活おすすめグッズ」と聞き、私は大学入学当初の『新生活』を思い出す。当時の私は初めて一人暮らしをすることもあり、夢物語のようにキラキラした妄想を胸の内に溜め込んでいた。どうやら初経験や新年度といった変化に対して、私は不要に期…

お気に入りの…

今週のお題「新生活おすすめグッズ」である。おすすめは、やはり自分で悩みに悩んで選んだ逸品だろう。内容は何でも良い。服でも、下着でも、皿でも、カーペットでも。それがあるだけでニマニマとしていられるなら尚のこと良い。私のお気に入りは、真っ白な…

仮眠前の珈琲

今週のお題「お気に入りの飲み物」とは少し趣旨が異なるものをお話ししたい。『美味しい』や『特別な』飲み物を期待されているだろう方々には申し訳ない。それらを押し通してでも言いたいのは、この感動を匿名の皆様と共有したい下心のためである。感動と銘…

今更な、しあわせのパン

~焼きたてのパン、手作り料理、一杯の珈琲~ 今更、しあわせのパン(三島有紀子)を読んでみる。 この作品は2012年に公開された映画の原作となる。舞台は北海道の月浦。 主人公−水縞(みずしま)くんと奥さんのりえさんは北海道の月浦という場所でカフェ・マ…

コーヒーにウィスキーを数滴垂らして

今週のお題「お気に入りの飲み物」として、以前に『車内珈琲』なるものを紹介させて頂いたばかりである。結果として、私の趣味を語るだけという失態を晒したばかりだというのに凝りもせず紹介しようというのは学習していないからである。ぜひ、笑い飛ばしな…

今更な、さめない街の喫茶店

~美味しいケーキと珈琲を~ 今更、さめない街の喫茶店(はしゃ)を読んでみる。昼下がりに書店へ立ち寄ると他の本とは区別されて特別に設けられたブースがみえる。そこは自動ドアをくぐった入り口に近いところに構えられているから引き寄せられるのは仕方がな…

車内珈琲が美味い

今週のお題「お気に入りの飲み物」ということで、頭に浮かぶのはドライブ中に飲む珈琲である。 たしかに、洒落た喫茶店やくつろげる自宅など、地に足をつけての一服は至高である。暑い珈琲を飲み込んだ後にハァーとため息をつくと息と一緒に心のモワモワとし…

今更な、海辺のカフカ

~お昼に図書館の縁側でサンドイッチを食べ、ブラック・コーヒーを飲む。~ 今更、海辺のカフカ(村上春樹)を読んでみる。村上春樹氏の作品はいくつも読めていないが、なにやらウィスキーや水、珈琲を愛飲している節がある。そして、それらを読むと喉が乾く感…

今更な、珈琲店タレーランの事件簿

~理想ともいうべきコーヒーの味。~ 今更、珈琲店タレーランの事件簿(岡崎琢磨)を読んでみる。この作品は2012年に発売され、第10回『このミステリーがすごい! 』大賞にて編集部推薦の「隠し玉」となった。 舞台は京都。二条通との交差点を少し過ぎたあたり…

今更な、ペンギン・ハイウェイ

~お父さんやお姉さんと飲むコーヒー~ 今更、ペンギン・ハイウェイ(森見登美彦)を読んでみる。この作品は2018年にアニメ映画化された。 主人公−アオヤマ君は大変勤勉な小学4年生である。毎日きちんとノートを取ることやいっぱいの本を読むことからも彼自身…