美女とコーヒーの出てくる本を紹介します

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美女と美味しいコーヒーのある本をご紹介

応援…してほしい。

 今週のお題「応援」。恥ずかしながら、私は他人を「応援」した試しがない。なぜなら私は、私自身のことが好きで、愛おしいからである。こう言うと読者諸君は、私のことを鏡の前で上裸になり、何時間も自分を見つめてはニマニマと悦に浸る変態と思われるかもしれない。だがしかし、落ち着いてほしい。それは誤りであり、あまりにも気持ちが悪い。そんな妄想はぜひとも、何重にも紙に包んで捨ててもらいたい。私はそんな、ヌルヌルとした濃紫色の汁が出てくるようなナルシストではない。端的に言うと、私にとって他人は全て二の次なのだ。私は、私が一番になると嬉しく、他人の優れた部分を目にすると、ひどく心を動かされ嫉妬した。そんな私だからか、他人を「応援」なぞしたことはない。「応援」するのは常に自分を励ますためであった。そして夜、床について目を閉じるたびに思う。私は今後も変わることはないのだろう。

 世の受験生よ。そして今、大きな壁を乗り越えんとするモノよ。荒野を進もうとするモノ達よ。私は高貴な夢を持つ諸君らを応援できない。きっと声に出そうものなら嫉妬で喉が詰まり、気持ちに表そうとも、それはオブラートより薄く、ペラペラなものになるだろう。だからこそ、各々が自分自身を応援してほしい。自己愛や自己肯定感と呼ばれる不思議なチカラが背中を押してくれるはずである。何より、その気持ちに偽りは無いずなのだ。

 あれこれと500文字程度綴ったわけだが、ここらで率直に、遠回りせず、自分の気持ちを素直に偽りなく伝えよう。なぜ、私が自分以外を「応援」できないのか。それは、私が美女とお付き合いしたいからである。インテリジェンスで魅惑的な美女と肌を重ねたいのだ。ここに偽りはなく、日々、妄想がムワムワと膨れ上がる。私は私自身を「応援」するのに忙しい。そんなわけで、残念ながら諸君らに目を向ける余裕がないのだ。もし、私の「応援」を得たいなら、ぜひ、私の夢を応援してほしい。いや、カッコウを付けずに言おう。切実にお願いすると、私の幸福を願ってくれ。ならば、しかるべき後に、お返ししよう。もちろん利子付きで。