コーヒーにウィスキーを数滴垂らして
今週のお題「お気に入りの飲み物」として、以前に『車内珈琲』なるものを紹介させて頂いたばかりである。結果として、私の趣味を語るだけという失態を晒したばかりだというのに凝りもせず紹介しようというのは学習していないからである。ぜひ、笑い飛ばしながら聴いてほしい。
コーヒーにウィスキーを数滴垂らしてみよ。この際銘柄は問わない。というより、私自身ウィスキーの「ウ」の字も知らないため、数ある黄金色の蒸留酒のどれを手に取れば良いの目下模索中であるのだ。しかし、コーヒーはぜひホットコーヒーでお願いしたい。
コーヒーの美味さは言うまでもない。一口飲めば芳しい風味が口に広がり、たちまち心に平穏を告げてくれる。そのため仕事の休憩や目覚ましとして早朝にホットコーヒーを飲まれる方が大半ではないか。そのようなコーヒーにウィスキーを入れる。なんとも背徳な数滴である。アルコールを入れるならば仕事中はもとより、朝などもってのほかだ。となると、それを嗜むのは仕事終わりや自宅の中にかぎる。しかも数滴入れらのみであるから、コーヒーの味を大きく変えてしまうことはない。
ホットコーヒーにウィスキーを加えたものは、ほぼホットコーヒーとなる。舌はコーヒーの香ばしさに加えて、奥の方にアルコールのピリリとしたものを感じることができるかもしれない。腹に落ちると、ホットコーヒーの時とは比べ物にならない暖かさが溜まっていくことがわかる。
自宅に一口分でもウィスキーが残っていれば、しめたものだ。春先の寒い夜にこそお試しあれ。